まあ、正しく言うと「ダマされる」ってわけでもないんでしょうが、あえて、証券会社のホームページの目立つところでは触れていない、もしくは書いてはあるけどすごく小さい・・・といったようなポイント・・・・・・。
たとえば、今(2013年の年初です)、松井証券では、「信用取引の取引手数料が無料」みたいなことを大きく告知しています。そして、一日のうちで往復の売買を仕切ってしまう「日計り」つまりデイトレであれば・・・というのが条件であることが、はっきり書いてあります。
ですが、もし一日の中で仕切れなかった場合どうなってしまうのか、については、はっきり書かれておらず、申し訳程度にものすごく小さく書いてあるのです。
それによると、「新規建を行った当日の大引けまでに建玉の反対売買または現引・現渡が行われなかった場合、お客様の口座において当社の任意で当該建玉を決済しますが、その際は、電話経由の注文手数料(約定代金×1.05%(最低手数料21円(税込)))が適用されます。」とのこと。
つまりは、その日中に仕切らないと証券会社のほうで任意に仕切ってしまい、さらに手数料は約定代金の1.05%もかかるというのです
確かに完全にデイトレだけのトレーダーにとっては、すごくおいしい話ではあるのですが、たまには持越しもやってみるというトレーダーが、大きな文字だけ見て確認もせず、こういうルールを知らずに申し込んでしまったら、後で泣きを見るのは明らかです。
だから、「コレすごい!」て思うようなサービスが出てきたときには、絶対に飛び付かず、まずはよく吟味してみてください。一人じゃ見落としがちなので、できれば、周囲の株仲間にもよく訊いてからトライすることです。
証券会社のサービスは、いち早く採り入れたからといって、その早さによって必ずしも大きな効果が期待できるというものでもありません。むしろ、他の人が採り入れて、ある程度の評判が聞こえるようになってきてから検討するほうが無難です。
くれぐれも、「無料」には飛びつかないことです。